「牧水の多くの歌は、活字の森にとじこめられているよりも、海辺で松風に吹かれ、山上で小鳥の声に包まれている方が一層ふさわしいと感じさせるものをもっている」(大岡信『若山牧水』)と評される牧水の碑は、全国におそらく300基前後存在すると思われる。<東郷町若山牧水顕彰会のWebサイトによれば、平成8年現在で275基>
その牧水碑を訪ねたのは30年ほども昔になるが、最近横浜在住の友人が距離を遠しとせずに尋ね歩いては写真を送ってくれる。そこで自分なりに整理してみることにした。
出典の歌は『若山牧水全歌集』、その他の記述も多くは牧水高弟である大悟法利雄氏の著書によった。除幕日の後の<数字>は、『牧水歌碑めぐり』にある建立の順番(ただし、昭和59年以降は別資料による)を示している。
◆ 主な参考・引用文献 ◆
若山牧水全歌集 (大悟法利雄編集)
牧水歌碑めぐり (大悟法利雄著)
若山牧水伝 ( 同上 )
若山牧水新研究 ( 同上 ) 他 暮坂峠に立つ牧水